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唐詩郎さんのこと




大好きな原型師の唐詩郎さんが亡くなりました。


当初このことについてなにか触れるか、迂闊なことをしたり関係者の方に余計な心労をかけてしまいそうでとても悩みましたが、
唐詩郎さんの思い出は自分の中に留めずどこかに記しておきたいと思い、久しぶりに書いてみます。


数日かけて書いて消してを繰り返してる途中でご友人の皆さんのご苦労を聞いて、泣けばいいのか笑えばいいのか、
情緒が入り乱れておりますが、それを聞いてあえて消したりせず、亡くなられたときに思っていたことを素直に書きますね。
あくまで思い出語りなので、ご了承を…。



僕は唐詩郎さんにお世話になってまだ数年で、数十年来のご友人の皆さんのように深く多くを知っているわけではないですが、
後輩なりに見た唐詩郎さんの印象というのもまた、確かに自分の中の唐詩郎さん像です。


数年前、唐詩郎さんにはC3AFAマーケットというガレージキットイベントに向けた 「 On the beach 」 というお祭り企画の
合同卓に誘っていただきました。


メンバー皆が持ち寄ったガンダムシリーズキャラクターの水着姿のガレージキットをいっせいに砂浜状の飾り台に並べて
キットを販売するという合同お祭り企画です。以降毎年の恒例として数年間楽しい日々を過ごさせてもらいました。

イベント当日のみでなく、通年のイベント準備や飲み会などでもお世話になりっぱなしでした。



唐詩郎さんとの出会いはそのイベントに参加させてもらう以前に数年前から定期的に行われていた原型師同士の交流会などで、
毎度毎度帰りの電車の中でもお話していました。


もっというと唐詩郎さんという人そのものを知る以前、僕がガレージキットイベントを知る前から模型誌のイベントレポや商業フィギュアなどで目にしていて、
僕がこの世界を知るにあたって、なんというか教科書に載ってるくらい当たり前の存在だったのです。


毎度お会いした会でもその帰り道でも、「夏のイベント一緒にやろうぜ!いま声かけてる人たちが来りゃぁもっと盛り上がるからよ!」と何度も何度も熱心に誘っていただいて、
引っ込み思案で受動的な僕に新しい場所を与えてくれました。


そんな人と一緒に数年間同じ企画でお祭り騒ぎができたことは本当に幸せで楽しいことでした。






僕は唐詩郎さんのこれまでを深く知っているわけではないのですが、卓の中や飲み会などで話した唐詩郎さんは、どっしりと、ドーンと構えた兄貴という印象でした。


自分は新参ではありますが、「 On the beach 」 のお祭り企画も大所帯になって、人が増えたなりにメンバーも考え方それぞれで、
お互い協力したり、簡単にはいかなかったりした部分もありました。


そんな中僕から見た唐詩郎さんというのは、なんというか皆を束ねる文鎮のような人でした。


メンバーそれぞれの方向の良し悪しに良い意味で不干渉でいて、メンバーそれぞれが成すことを支えてくれて、押してくれて、
その真ん中で腕組んでドーンと、どっしりと頼もしく構えてくれて。やっぱり新しく集まった皆にとっても柱のような存在だったんじゃないかなぁ。


当の唐詩郎さんの心境は知り得なかったのですが、そんなふうに勝手に思ってます。



その頃の僕は、普段の自分のディーラーでの売買でのトラブルに悩んで億劫になっていた時期だったんですが、唐詩郎さんやメンバーの皆さんから
「俺らが前に立っててやるから堂々としてりゃイイよ!!」 と言ってもらい、その言葉に甘えさせてもらいました。
実際卓の中の皆さんは屈強な体格の方が多く、後ろから見ていてホントに頼もしくて、そんな皆さんに存分に甘え倒させてもらいました。


甘えすぎてあれもこれも任せすぎてないか、いつも不安になるくらいでしたが、唐詩郎さんから毎回、
「何にも気にせずガンガンお客さん呼んでドンドン良いモノ出して盛り上げてくれりゃそれでイイよ!!来年も頼むよ!」
と言ってもらえたことが嬉しくて、言葉そのままを成すことを目標にしてみんなで盛り上げてきました。


「来年もこの場所使ってドーンとやってくれりゃあいいよ!」 「また次も力貸してくれよ!」
と、いつもいつも実際に肩を叩いて言ってくれました。



ホントにこんな口調だから脳内でいつでも再生出来て、やっぱりまだ実感がないですね。


イベント当日の思い出と言えば、唐詩郎さんの作品って皆さんご存知のとおりのビッグスケールで肉付きも豊満なもんですから、
キット1つ1つの大きさと重さも笑っちゃうくらいで、運搬や品出しで筋肉痛になるのが毎度恒例でした。


イベントが終われば撤収前に全員で卓の前でおバカな写真撮るのがお決まりで、コロナ以前最後のイベントで
うっかり撮り忘れたのが本当に惜しかったなぁ。
たくさんの方のお顔が写ってるのでここには載せられませんが、今まで一緒に撮った写真は大切な思い出です。


この先もっと一緒にイベントに出て、イベント終わりにいつもの焼肉屋で打ち上げやって、唐詩郎さん行きつけの焼き鳥屋でみんなで集まって飲んで…ってしていきたかったですね。


同じ肉食って同じ酒飲んだ思い出は一生ものです。


これからいつものお祭りのほうもどうなっていくか、またみんなで話し合っていくと思います。



もっといろんな唐詩郎さんを知っていきたかったですが、そういう意味では、ご友人の皆さんの唐詩郎さんについてのブログやTwitterでの思い出話は、とてもありがたいです。
これからもっといろんな唐詩郎さんを知っていきたかったのと同じように、僕の知らないこれまでの唐詩郎さんを知れることもまた、僕にとっては新しい唐詩郎さんの一面です。


より近しかったご友人の皆様には、僕には想像も及ばないくらいのご苦労があったかと思います。
そんな中でも唐詩郎さんのこれまでの道のりや武勇伝など、時に面白おかしく伝えてくださって、本当にありがとうございます。




近頃、自分の人生に欠かせないくらいお世話になった人が旅立つことが多く、今でもみんな実感が持てていません。
重なるとやはり後悔ばかりです。



今年の僕は、心身の不調で、お世話になっている方々とも交流することができなくなり、Twitterにもあまり顔を出せなくなってしまったのですが、
もし、もっと表に出ていれば、もしかしたらもっともっと唐詩郎さんと言葉を交わす機会や、実際に会えるきっかけがあったりしたのかなぁ...と、後悔してもしきれない思いです。


このことをきっかけにというのもどうなんだというところなんですが、僕もまた僕なりに少しずつですが頑張っていこうと思いました。



唐詩郎さんがくれたものというのは本当に大きく、自分ができる活動範囲だけではあり得なかった
世界と、新しい交流をもたらしてくれました。

本当に大きなものをくれたんですよ。本当に楽しかったです。

唐詩郎さんのそばにいると、いつもなんというか自分にバフがかかったみたいに元気になって、いつも笑ってた記憶しかないですね。

どうやったって忘れることはないので、またいつもの口調と声が脳内で再生されるたびに、元気をもらい続けられます。


唐詩郎さん、本当に本当に、ありがとうございました。


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...と書き終えたところでちょうどご友人の皆さんのご苦労を聞き、皆さんのキレキレのブラックジョークを聞くたびに
笑っていいのか頭を抱えればいいのか何と言ったらいいのか、そういうところも最後まで唐詩郎さんなんだなぁと、気持ちをどこに置いたらいいかわからない今現在です。

また皆さんにお話聞ければいいなと思います。



そんなこんなで、後輩から見た唐詩郎さんの思い出でした。

では、またいずれ。


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1/48 L3/33 CV33 組み立て補足

WF2016夏で当ディーラーのCV33をお買い上げくださいましてありがとうございました。

キットの組み上げに関して、ダボ形状と外観から組めるよう設計しておりましたが、
やはり難解な部分がありましたので、組み立て補足記事になります。

以下、組図になります。

cv33_setsumei_1のコピー

cv33_setsumei_2のコピー

cv33_setsumei_3のコピー

また、履帯の上下、間隔調整パーツの位置関係は下の写真のとおりです

DSC_0505.jpg

DSC_0507.jpg


また、履帯には複製時の都合で、バリが生じ、本来の形状がわかりにくくなっている場合がございます。

バリの部分はしたの写真の赤線の部分です。
ritai_bariのコピー

外側のコの字状のバリは、コの字の両側にナイフで切れ込みをいれ、最後にコの字の奥側を
0.2mmのBMCタガネなどで押し切ります。

ritai_bari_2.jpg

DSC_0494.jpg

DSC_0495.jpg


履帯中央の、起動輪のツメが噛む穴は、0.5mmのドリルなどで穴を開けてから、ナイフで四角に成型するとやりやすいです。

DSC_0497.jpg

DSC_0498.jpg

履帯の巻きつけは、慎重なすりあわせが必要です。
うまく届かない場合は、転輪や履帯裏を削ったり、ドライヤーで暖めながら巻きつけてください。


以上、組み立て補足になります。
お待たせしてしまい、申し訳ございません。

またご質問等ありましたら、プロフ欄のアドレスまでご連絡ください。










WF2016冬 「佐倉杏子」をご購入いただいた皆様へ

2016年2月7日に開催された「WF2016冬」で
「アリヌとsaiの工作部屋」にて佐倉杏子のキットをご購入いただいた皆様、
ありがとうございました。

キットをお買い上げになった皆様にご確認いただきたい事項がございます。、
パーツリスト写真の不足または重複がありました。誠に申し訳ございません。

以下に佐倉杏子のパーツリスト2種をアップします。

杏子再販リスト1のコピー

杏子再販リスト2


パーツの不足や成型不良がございましたら、
yamachan0815■gmail.com(■を@に変換)
までご連絡ください。

今後も梱包時の封入内容の確認はしっかり行いたいと思います。
よろしくお願いいたします。


【佐倉杏子】をお買い上げ下さいました皆様へ キット補足説明

ワンダーフェスティバル2014冬でアリヌとsaiの工作部屋にて【佐倉杏子】をお買い上げ下さいました皆様
組み立て補足が遅くなりまして、申し訳ありません。

本キットは髪の組み方が難しいので、補足記事になります。
では説明を開始します。



DSC03755.jpg
DSC03756のコピー

まず、後ろ髪の中心(芯)になる部分の組み立てです。
赤マルの部分をはめ合わせます




DSC03758.jpg
このぐらいフィットします

DSC03759のコピー
次に、写真左の小さい毛束を、赤マル部分にはめます

DSC03760.jpg
こんな感じになります

DSC03761.jpg
次に、写真左の大きな毛束を、赤で囲ったダボにかぶせます。

DSC03762.jpg
こんな感じになります。

DSC03763のコピー
次に、写真左の毛束を、赤マル部分同士をはめ合わせます。


DSC03765_.jpg
次に、写真右上の小さな毛を赤マル部分にはめ合わせます。

DSC03766.jpg
DSC03773.jpg
DSC03767.jpg<
今までのところで、こんな感じです。


DSC03768.jpg
次に、写真の2つの毛束をはめ合わせます。

DSC03769.jpg
こんな感じです

DSC03771のコピー
今つくった毛束(写真右)と、写真左の毛束を赤マル部分にはめます。
ここで申し訳ないのですが、写真左の毛束がはまる部分の受けが、型の消耗で埋まっている可能性があります。受けを彫りなおすのは難しいので、毛束側のダボを切り飛ばして、接着していただく形になります。

接着の角度など、下の3枚を参考にして下さい。
DSC03775.jpg
DSC03776.jpg
DSC03774.jpg
芯のブロックはここまでになります。


ここからは細かく分岐した毛束のブロックを芯のブロックにはめあわせていきます。

DSC03778_.jpg

芯のブロックの裏側の赤マル部分に、写真右の毛束をはめ合わせます。

DSC03779.jpg
こんな感じです


DSC03780_.jpg
次に、今はめた毛束に、写真右の毛束をはめ合わせます。

DSC03782.jpg
ここまでで、上から見るとこんな感じになります。

DSC03783のコピー
次のブロックにうつります。
写真の3つの毛束を組み合わせます。

DSC03784.jpg
こんな感じに。

DSC03786_.jpg
今作った毛束と、芯のブロックの赤マル部分同士を組み合わせます。


DSC03787.jpg
こんな感じのはまり具合です。




DSC03789_.jpg
次のブロックに移ります。
写真の毛束の赤マル部分をはめ合わせます。


DSC03790.jpg
今作った毛束(写真右)と、写真左の毛束をはめ合わせます。

DSC03791.jpg
こんな感じになります。


DSC03792.jpg
今作った毛束(写真右)に、さらに写真左の毛束をはめ合わせます。


DSC03793.jpg
こんな感じになります。

DSC03796_.jpg
今作った毛束(写真左)の裏に、写真右の毛束がぴったりはまるくぼみができていると思うので、そこにはめます。

DSC03797.jpg
こんな感じです。


DSC03798.jpg
上から。


DSC03794のコピー
今作った毛束のブロックを、芯のブロックにはめ合わせます。

DSC03800のコピー

次に、この毛束の赤マル部分のくぼみを、


DSC03801のコピー
さきほどくっつけたブロック側の赤マル部分に凸の印があるので、それと接着します。


DSC03802のコピー
角度はこんな感じです。矢印部分が今つけた毛束です。

DSC03799.jpg



DSC03803のコピー
後ろ髪の最後のブロックです。
赤マル部分をはめ合わせます。

DSC03804のコピー
今作った毛束に、個別の写真撮り忘れてしまったのですが、赤で囲った毛束を取り付けます。

DSC03805のコピー
今作った毛束の裏の赤マル部分に、0.5mmのガイド穴があります。この部分と…

DSC03806のコピー
後ろ髪本体のこの部分にもガイド穴がありますので、0.5㎜の真鍮線で接続します。

DSC03807.jpg

これで、後ろ髪は完成です。
DSC03808.jpg

DSC03810のコピー
前髪です。
赤マル部分をはめ合わせます。

DSC03811.jpg
この部分は顔パーツにかぶせて見ながら接続します。

DSC03813のコピー
前髪のアホ毛の接続位置です。

DSC03815のコピー
後ろ髪の後頭部への接続はダボ2箇所です。
上の穴2つはリボンの固定位置です。


以上が髪の補足になります。
キットに補足説明を販売時に封入できなかったこと、原型破損の補修と説明書きで補足記事が遅くなってしまい、
申し訳ありません。

組みやすいキット構成と、事前の準備は今後の課題とし、次回から改善したいです。
これ以外にも、ご質問がございましたらプロフィールのメアドにお送りください。

ありがとうございました。

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